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通訳者・翻訳者として日々の活動、他

エンジニアラブな翻訳者たち - 私、文系出身、技術翻訳大好き人間。そして回避する選択

ええ。私、英米文学科卒業しました。なーんでエンジニアラブかと言えば、数学は嫌いだけど物理や化学や「しくみ」が好きだったみたいです。なので、文法も構造英文法とか大好きです(⋈◍>◡<◍)。✧♡ うん。そう。構造が好きなんだな。なので人事戦略コンサルタントと仕事したときも楽しかったです。お陰で大学で講師として講義できたので、コンサルタントの方には足を向けられません。一つ一つの仕組みや制度が組みあがっていくと精巧な仕掛けができて、一定のアウトプットを出す方向性が出来上がる。ワクワクしました。中年になってから初めて海外暮らししたような私でも、自分で言うのはなんだけれど、自分なりに頑張っていると思う。

 

と、言うわけで文系の自分とエンジニアたちの共同作業ともいうべき翻訳が生きがいになっています。プライドもあります。ダミコの話なら独演会ができる。それが、あなた。報道出身者の人が、産業翻訳と言えばマニュアルしかないのでしょう、とか、広報資料のように万人に受けなくても良い仕事だから今の仕事はチャレンジですね、みたいな言い方されましてねぇ。実はひそかに夏くらいから怒っていました。ああ?平易な表現でどんな人にも分からなかったらその技術を使えないでしょうが?AIやマシンのサブタイトル付けるときに、広報官は自分が分からないことだから、私も分からないだろうと。訳は大体で良いとおっしゃる。私としては普通に訳したらえっらい感動していた彼女。そう。某通訳学校の先生もおっしゃってましたが、分からないことは訳せない。分かってることならスイスイ訳せる。

ま、愚痴ですな。いまさら言っても仕方ないです。他にも色々あって、私、切れましたの。それで早めにここの仕事は切り上げることにしました。まぁね、広報に使われる資料の編集やら報道関係者のインタビューなど、見るべきことは見たし、知識も増えたことには感謝してます。

しかしなぁ、人道だけが尊いお仕事じゃないし、世の中はあらゆるパーツが組み合わさって人道活動が助けられているところもあるわけで、そんな見下すようなこと言われたことにはショックでした。国際的にご活躍とは思いますがねぇ、狭い。狭いだろ。

やれやれ。私はPTSD持ちなのですよ。このことが中々抜けていかないのは、私が積んできたキャリアを全否定する ex 思い出してしまうからです。こうして書き出せるだけ幸せ。ちょっと前なら凍り付いて記憶の硬質化 (分かった人。いよっ、進撃の巨人ファン) が始まっちゃって手が付けられなかったかも。その団体は場所も外国人用マンションを事務所代わりにしていて、アメリカの家を思いっきり思い出して当初発作起こしてたんだな、今思うと。実際大きなエピソードがあって辛くなり、辛いと脳が働かない。特に言語野がマヒしたかのようになるのです。私らの商売にはあってはならぬことです。「これからは、私たちは私たちのために生きようよ!」ね。ヒストリア(笑)

訳業をライスワーク(私のコンサルタントの方のコピー)としながら、今度こそライフワークに踏み出そうと決意した私でした。

 

それに向けて論文を書き上げるのと、教え業のコンテンツの詰め。中々楽しい作業じゃないの。新たに見積もりを出している案件もあるし。がんばれ → 私!

災害お助け隊も結成したし。これについては、また次回ご報告します。

 

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冬木立。なんだか今年はずっと晩秋が続いている感じ