エンジニアラブな翻訳者たち - 新年の幕開けとAIと人間
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
皆さんはもう今年の目標を立てましたか? 私は次の通り。
英語ネタでダミコの漫画を描き続ける!
12月30日に令和最後の忘年会を開きました。私、大学で組織論をネタに英語を教えてましたが、仕組みは語れても採用は語れない人だわ~。あはは、は~⤵
人間の観察に優れた人はいるんですよねぇ。その忘年会でズバリ言われたこと。
「マインドが違うのよ」
やっぱなぁ😅 横浜で2番目に当たるあの人にライスワーク訳業は私に向いていないと言われて20年。それでも、ありがたいことにお客様のご贔屓を頂いてどうにか続ける事ができました。ただ、渡米後にCAT (Computer Aided Translation or translation memory) を使う仕事がメインになったころから気持ちが萎え初めたのです。メモリーを使う作業や、スタイルが課されるのですが、自分の脳から言葉をアウトプットする喜びが薄れ始めました。某人道団体の仕事は当初楽しかったのです。超原始的環境🤣 での翻訳でしたから もちろん、私の bread and butter 🍞 は訳業ですから、こちらも当然頑張ります。今年から100%フリーランスに戻りましたのでね。
原始的な方法でも良いお客さまを探さないとなぁ。絶滅危惧種かな?
さらに、現在コーチングして頂いている方に、自分の言葉、表現すること、というキーワードを頂きました。だから、私は多くの人に英語で自己表現をしてもらいたいと思うのかも。その二つでお役に立てればと、上記を宣言する次第。
もう一つ、その忘年会で話をしていたこと。やはり翻訳関係者が集まるとAIがホットな話題です。現在左脳の訓練をしているAIに対して、右脳の訓練を始めるとあっという間に同時通訳ができるようになるそうです。匠の技の翻訳者・通訳者も残れない日も来るかも知れないと私は思っています。
でもねぇ、学生にも話していたことですが、「ヘッドセットを付けて愛は語れない」。それを証明するようなことがあったそうです。ポケトークだけで人と会話して海外長期滞在を終えて帰って来た人。結局一人も友達ができなかったそうです。いろいろな専門家が言っていますけど、最後は人間の心と頭なのです。AI 兵器 ですらも。AIは色々な分野で人間の仕事を奪うかもしれません。あやふやな人間よりもよいかもしれません。でも、そのあやふやさこそ、良くも悪くも人間ではないかなぁ。いつかAIもそのあやふやさに追いつくとしても。
AIとの距離感は、期待しすぎないこと、そして油断しないこと、ですかねぇ。