エンジニアラブな翻訳者たち - K 区議からのメッセージ
台風19号が猛威を振るったあの日、機械翻訳による「川へ避難してください」事件が発生。そこで私が住む区の議員さんへメッセージを入れました。こんなに早く返事を頂けるとは。
英訳ホンポからのお願い事項
1. 通訳・翻訳者のプールを区内外につくる。
2. 一定の対価を払う
3. 機械翻訳の能力は万能ではないことを周知する。
実際に私たちが暮らす区には在日外国人の方が多く、英語はもちろんのこと、中国語、ベトナム語やタイ語の需要もあります。しかし、今回は避難の広報が日本語を話せない方々にはうまく届いていないことが判明。通訳者のボランティアプールを持っているようなのですが、同様に被災してしまった上にボランティアをした場合、フリーランサーは収入が途絶えるのです。職員の方々も被災しますが給与が保証されています。初動では区内の通訳・翻訳者が活動し、徐々に区外通訳・翻訳者に活躍してもらうと良いでしょう。今回の広域災害では自治体横断的な協力が欠かせません。
そこで、K区議は現状を調査したうえで上記3点につき、区議会に諮ってくださったそうです。私たちだってボランティアは吝かではありませんが、日ごろのコミュニティへの貢献にはやはり何らかの経済的サポートが必要です。
当たり前のようにボランティアを頼るよりは、プッシュ方式として緩やかなネットワークを日頃から備えることが肝要です。
ポケトークは電池が無いと働きませんが、通訳・翻訳者はケガや病気をしていなければ働けます。あなたも外国語を習得し、いざという時に備えてみませんか?