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通訳者・翻訳者として日々の活動、他

TOEIC そのメリットって? その①

TOEIC 730 点以上ないとマネージャーにはしません。

 

これは某外資系化粧品メーカーがグローバル企業に買収されたときに急に出てきた要件です。買収時点で大量翻訳・通訳が必要になり、私も出入りしていました。今よりずっとスキルの足りない時でしたが、高い評価を頂き有難いことでした。でもです。このときのTOEICが680点だったんです(笑)。翻訳と通訳で入っていくら駆け出しの頃とはいえ、これは酷い💦。でも仕事になっている。なぜだろう?

TOEICの試験で高いスコアを出すかどうかは、ある種テクニックと言っても良いです。このテクニックに長じることで良いことがあります。

  1. 英語を聞くときの集中力があがること ⇒反射神経を養う
  2. 長文の読解がおっくうにならないこと ⇒内容を把握する
  3. 自分自身が理解する安心感 ⇒通訳・翻訳を使わない世界が増える

そして上記のように、人事査定の評価項目をクリアできることも大きいでしょうね。
外資系に転職するときも取り敢えず聞かれます。外資系だと800点以上は欲しいかなぁ。バイリンガルばかりの外資系で800点界隈は最低線と言うところです。エンジニアの方に頑張って頂きたいのも、実は800点以上なのです。ポケトークで技術を語りつくすことはできません。昔よりはましになりましたけれど...

私が現在お邪魔している某国際人道団体では、当然のことながら皆さんバイリンガルだし、インターンの学生さんも、英語で論文やレポートを直接書く能力を持っています。内容は学生が書くレベルですが、語学レベルは非常に高く、ほぼネイティブレベルで書ける人もいます。マルチリンガルも多いです。こうした若い世代が出てきていることを目の当たりにして、自分の実力を磨く必要性を感じています。通訳・翻訳者ではなく、国境を超える仕事に直面する社会人として、です。

そのとば口に立つのがTOEICなのだと考えます。

続く

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