chikakamiyatransbizのブログ

通訳者・翻訳者として日々の活動、他

翻訳ときどき通訳 - 私のタラれば

今週のお題「私のタラレバ」

一杯ありますよん。

  1. 卒論の主査の先生に従って、大学院に行っていれば、今頃...。
  2. デザインの仕事で就職していれば、今頃...。
    君は教鞭をとるべきだと、客先の東大教授に褒められたのを真に受けていれば、今頃...。
  3. 友達の勧めに従って大学院に行っていれば、今頃...。
  4. 同僚の講師の先生の勧めを聞きながら、私がもう少し若ければ大学院に行って...。

 

ねぇー、3回も大学院て言葉が出ていますね。もう遅いんだけど。
今勉強しなおせるとしたら国際政治学だなぁ。

大学の時は、A Study of Women in Love by D.G. Lawrence を卒論にしました。文学少女だったのだ(今じゃ信じられないけど)。故奥井教授、私、本当に先生の言うことを聞いておけば良かったと今思います。某大学で経営英語(組織論ベース)を教えるようになってからすごくそう思います。

今年の教え子は、本当になりたいものに気づいたころに、大学が終わる、教職課程が取れないって嘆いていました。まぁねぇ。でも、私はあきらめないように言いました。例え機械通訳・翻訳が登場しても、本人が話せる、書けるは重要です。

で、引き合いに出したのが20年前に出くわした外務省北米課の課長です。東大を出た優秀な人なんでしょうが、とある異文化講習会で質問攻めにあって泣き出しちゃったんです。英語が操れればいいってもんじゃないのです。私たち参加者は官僚答弁以外の生の声が聴きたかったのに、いわゆる人をはぐらかすためのお役所言葉でしか回答が返らない。それで参加者はさらに質問をする。

話す中味を持つことと、多言語の手伝いをすること、これ、重要。