翻訳ときどき通訳 - 私のタラれば
今週のお題「私のタラレバ」
一杯ありますよん。
- 卒論の主査の先生に従って、大学院に行っていれば、今頃...。
- デザインの仕事で就職していれば、今頃...。
君は教鞭をとるべきだと、客先の東大教授に褒められたのを真に受けていれば、今頃...。 - 友達の勧めに従って大学院に行っていれば、今頃...。
- 同僚の講師の先生の勧めを聞きながら、私がもう少し若ければ大学院に行って...。
ねぇー、3回も大学院て言葉が出ていますね。もう遅いんだけど。
今勉強しなおせるとしたら国際政治学だなぁ。
大学の時は、A Study of Women in Love by D.G. Lawrence を卒論にしました。文学少女だったのだ(今じゃ信じられないけど)。故奥井教授、私、本当に先生の言うことを聞いておけば良かったと今思います。某大学で経営英語(組織論ベース)を教えるようになってからすごくそう思います。
今年の教え子は、本当になりたいものに気づいたころに、大学が終わる、教職課程が取れないって嘆いていました。まぁねぇ。でも、私はあきらめないように言いました。例え機械通訳・翻訳が登場しても、本人が話せる、書けるは重要です。
で、引き合いに出したのが20年前に出くわした外務省北米課の課長です。東大を出た優秀な人なんでしょうが、とある異文化講習会で質問攻めにあって泣き出しちゃったんです。英語が操れればいいってもんじゃないのです。私たち参加者は官僚答弁以外の生の声が聴きたかったのに、いわゆる人をはぐらかすためのお役所言葉でしか回答が返らない。それで参加者はさらに質問をする。
話す中味を持つことと、多言語の手伝いをすること、これ、重要。