翻訳ときどき通訳 - コンピューターリテラシー
やった。ついにしつこいFirebrowe FBBをやっつけたった。
いつも色々なサイトを見て、ウィルスやマルウェア、スパイウェアを数々撃退してきた私ですが、こいつだけはできませんでした。
現在のメインのパソコンは、義理の息子のアドバイスで買ったものです。アメリカで買ったものなのでキーボードの配列や日本語の入力や、画面が違います。ところが、買った当初からウィルスやらマルウェアで苦労しました。都度サブのマシンを活用しつつ、解決しました。自慢じゃありませんが、コンピューターリテラシーの低い私にしてはよくやった。うん。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
このマシンのトラブルのお陰で、ちょっとだけリテラシーが高くなった気分。あはは。
先週Aviraを導入。サクサク動くようになりました。ところが、何度もブラック画面になるので、ついに新しいパソコンを購入してしまいました。どうしようかなぁ。新しいパソコン返送しようか。もう1回立ち上げるのが大変だしなぁ。現在のマシンは2012年購入で5年たちましたけど、愛着もあります。ほぼ無一文状態になって帰国するとき、このデスクトップを引っ越しの荷物に入れました。サブのマシンはノートですが、こちらはアップデート中に停電が発生し、Beavertonにある修理やさんである程度直してもらったものの、やはり挙動不審なことがあり、もう1台正常に働くパソコンが必要なことは必要なので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで[購入]ボタンをクリックしましたよん。
新しいパソコンを追々立ち上げながら、今のマシンとはおさらばする方向で固めます。くー、つらい。
I'm shragging off 'America' which makes me sad but somewhat feel light.
Alex, I'll discard this computer. Thank you for your support.
春は別れの季節だなぁ
翻訳ときどき通訳 - 翻訳者とホラー
もう10年以上前の話
その仕事の締め切りに間に合わせるべく、作業は夜中まで続いた。
ようやく訳し終えたので、ふとテレビを付けてみた。すると...
Haunted でございました。ちょうどシーツの皺が動き出して子供たちの顔になり、「タチアナ、タチアナ」って声をかけるところ。あまりの怖さについ全部見てしまい、眠れぬ夜を過ごしたのでございます。
ありません?
翻訳ときどき通訳 - それは呪いではありません
Inflatable seatbelt (膨張形シートベルト)
メーカーさんによって呼び名が違うようではありますが、ショルダーベルト (shoulder belt) が膨張することにより、鎖骨 (clavicle / collarbone)への衝撃を和らげて骨折を防止するってな仕掛けです。
鎖骨が折れるのは呪われているから
ってどこかで聞きました。オカルト系やらスピリチュアル系では語られているようです。
嘘はやめましょう。
きっぱり否定しますけど、衝突の衝撃を甘く見ているんじゃないですかね?シートベルトは衝突時に25㎜引き出される前に、巻き戻しが入ります (The elongation (EC/ECC) / extension (FMVSS) from the reel (EC/ECC) / retractor (FMVSS) shall be within 25 mm after the impact)。1トン以上のGがかかる中で、巻き戻しをする巻き戻し力 (retraction force) だって相当なものです。釣りをする方はお分かりと思いますけど、魚がかかるとリールから糸が引き出されるあの感じ。魚だって命を懸けて逃げにかかるわけで、相当な重さで人も引っ張られます。それを巻き戻して魚を捕獲するのですが、この場合は人間の身体を椅子に固定して、ドアや窓からポーンと飛び出ないよう (prevent a driver / passenger(s) from being ejected) に、内装にぶつけて余計なけがをしないようにします。
衝突した時の応力の強度や方向にもよりますが、鎖骨の1本や肋骨は普通におれますから。決して呪いじゃありません。
私の感覚ですけど、呪いで折れるってそれ、何もしなくて折れたら呪いかもしれませぬ。
翻訳ときどき通訳 - 本題
本当は、エアバッグやシートベルトあれこれを書き綴ろうと思っていたのに、あちこち話題が飛んでしまいました。
「展開する = deploy」
エアバッグの基布(cloth)はインフレーター(inflator)と呼ばれる部品の中に折りたたまれて収納されています。センサーが衝突を感知すると、それをインフレーターのイグナイターに伝えてスイッチが入り、着火して中の火薬に火がついて、気化したガスがバッグの中に充満し、それが外に出て来てドライバーや助手席の人に届くと「バッグが展開」したと言います。その後10秒くらいでしぼむ(deflate)ようになっています。そうしないと、ドライバーの視覚を確保できませんからね。
この展開については冷汗・脂汗の思い出があります。お太り師匠(戦略的人事組織のコンサルで、ひとごと(他人/人事)のプロ)について初めて本格的な通訳をしたときに、情報を展開する、という言葉を聞きました。とっさにdeployが口をついて出てきたのですが、内心冷汗たらたら💦😅。そんなわけないだろう?!と自分に突っ込みをいれていました。その後は、TPOに合わせていろんな動詞で対応しています。定訳ってあるのかしらん。私の解釈としては、属人的な情報を公開する、と言う感じです。
え?あの下から読んでも上から読んでも同じなあの会社のエアバッグの話ですか?
私はエンジニアではありませんけど、その後同社から出ていた論文を読みました。乾燥剤が無くても湿気を防げる火薬を開発したそうですね。それを過信しての事故だったのではないかと想像しています。
翻訳ときどき通訳 - 2020年に翻訳・通訳は不要になるか?
Women's Localizationという会があって、新しいAIを駆使した翻訳ツールがあると言うので参加してきました。
詳しいことはよく理解できなかったけれど、まるで人間の神経細胞が伸びるようにビッグデータを泳ぎまわり、必要な情報をつかみ、統計と仮定を駆使して一つの文章が出来ていく。けどね、AIを駆使する翻訳の料金てどうなるのかしらね?
我々が手を入れるたびに機械はあらゆる表現を吸い上げ新しいデータを蓄え、仮定を構築し、さらには、今まで弱かった言語も学習して同時にレベルアップできるのだそうだ。そう言えばHIPOっていう、多言語を話すお教室がありましたね。一気に他言語に触れて、それなりに習得していくというメソッドが。
我々の仕事は5年後に急になくなることは無いけれど、プログラムの学習速度はすさまじく早いので、6年後には無くなっているかもしれない。
翻訳会社の場合、値下げして需要を掘り起こす、みたいなことを考えているんだろうなぁ。
それよりも、私と同じような考えをして行動に移している人がいた!3月3日の大学連携の講座には私も潜り込ませてもらう予定。ずばり言われました。私が何を目指しているのか、自分の中に答えがあるじゃないですかって。
翻訳ときどき通訳 - ボランティアと対価
オンサイトでご一緒の翻訳者の日本語解釈力が弱いので、研修を実施しました。話すことにおいても、技術的知識においても問題はないのですが、我々職業の基本、読む・書く力が低いので、クロスチェックをすると直す箇所が意外に多い。こちらの時間が取られます。
そこで、業務命令でもなんでもなく、私の裁量で時間を投資したわけです。感動して頂きました。翻訳するのと教えるのとは違います。教えてる通りに自分の仕事が進まないのは自らの至らなさと反省しとります。
それはさておき、この同僚からささやかながらお礼を頂戴しました。金銭ではありません。その物品が私の労に見合うかどうかは別にして、二人とも、その時間はすでに企業から支払われていますから、謝礼の必要はありません。こちらも自分の仕事を楽にしようとての投資ですから、意図したとおりの結果が出ればそれで良いわけです。でも、お気持ちはあり難く頂戴しました。当たり前と思われないで良かったと思います。
このプロジェクトも最終段階。もう少し早く終わるつもりが開発の関係で幾分伸びました。...今日はオフなので友人と懐かしいOriginal Pancakeに参ります。
翻訳ときどき通訳 - 私のタラれば
今週のお題「私のタラレバ」
一杯ありますよん。
- 卒論の主査の先生に従って、大学院に行っていれば、今頃...。
- デザインの仕事で就職していれば、今頃...。
君は教鞭をとるべきだと、客先の東大教授に褒められたのを真に受けていれば、今頃...。 - 友達の勧めに従って大学院に行っていれば、今頃...。
- 同僚の講師の先生の勧めを聞きながら、私がもう少し若ければ大学院に行って...。
ねぇー、3回も大学院て言葉が出ていますね。もう遅いんだけど。
今勉強しなおせるとしたら国際政治学だなぁ。
大学の時は、A Study of Women in Love by D.G. Lawrence を卒論にしました。文学少女だったのだ(今じゃ信じられないけど)。故奥井教授、私、本当に先生の言うことを聞いておけば良かったと今思います。某大学で経営英語(組織論ベース)を教えるようになってからすごくそう思います。
今年の教え子は、本当になりたいものに気づいたころに、大学が終わる、教職課程が取れないって嘆いていました。まぁねぇ。でも、私はあきらめないように言いました。例え機械通訳・翻訳が登場しても、本人が話せる、書けるは重要です。
で、引き合いに出したのが20年前に出くわした外務省北米課の課長です。東大を出た優秀な人なんでしょうが、とある異文化講習会で質問攻めにあって泣き出しちゃったんです。英語が操れればいいってもんじゃないのです。私たち参加者は官僚答弁以外の生の声が聴きたかったのに、いわゆる人をはぐらかすためのお役所言葉でしか回答が返らない。それで参加者はさらに質問をする。
話す中味を持つことと、多言語の手伝いをすること、これ、重要。